総務部で働きたい人のためのブログ

総務の仕事とは。総務の役割とは。総務の仕事について現役総務部長が思うところを本音でつづる。総務部はなんでも屋ではない。「困ったら総務部、面倒なことは総務部」なんてナンセンス。総務の仕事をロジカルにこなしてこそ仕事も充実する。縁の下の力持ちとしての総務を語る。

総務の守備範囲

 


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営業部門は会社の花形であり、総務部を含む管理部門は会社の潤滑油とか、縁の下の力持ちと評される点は今も昔も変らない。

 

数字に追われる営業の仕事に比べ、ノルマというか、月間これだけのことを数字にして会社に上げなければならないといったプレッシャ-はたしかに無い。その分、「総務は楽だ」といった空気がある会社は実は営業部門が十分機能していないケ-スが多い。

 

営業マンが会社に出勤してから帰宅するまで、営業だけに打ち込める仕事環境は管理部門が総てをお膳立てしてはじめて可能なことである。家庭で掃除・洗濯・自炊・買い物・子育て(教育)の総てを行ない、それに加えて仕事をこなすのはいかに大変であるかに置き換えて考えてみて欲しい。会社という組織で営業以外の総てをするのが文字どうり総務なのである。

 

営業に必要な、営業車の管理ひとつとっても車両の維持管理、雪の対策、駐車場手配から駐禁の始末、事故の対応、保険契約の管理、燃料代管理、安全管理教育まで営業マンの知らぬところの手配・気配りがあってはじめて用意されるものである。

 

そうした意味では総務は営業の仕事をより知るべきである。もし総務の仕事をしたいが営業経験しかない方も、全く心配はいらない。営業の世界を知ることが総務にとって何よりのスキルであるからだ。

 

 

 

採用決定権者の関門

 

当社では採用部門で一通りの選抜で振るいにかけ人事部面接、配属部署の関係者面接を経て社長面談で採用決定というステップを踏んでいる。

総務部門の欠員補充のための求人のときのこと。書類選考、面接をクリアし、キャリア面でも申し分の無い女性を関連部署の女性陣に面接してもらった。転職歴も2回目と少なく、頭の回転、ストレス耐性、専門スキルと間違いなく現有戦力の中でも「優」がつくであろう人物に私は社長に対し採用を即座に薦めた。

そうした中で、候補者を面談した女性管理職の回答は「これというモノがない。」のたった一言であった。実は人員補充で一番難儀なのが、既存社員との相性なのである。

要は自分の使いやすい駒となる性格かどうかを見るから始末が悪い。スキル的にも部門リ-ダ-と被るか上を行くだろう存在は拒否の対象となる。

人事部としては、事務系部門では仕事をある程度握っている人物(部門責任者クラス)に万が一仕事を空けるような事態となっても対処できる体制を整えておく意味でデキル人物を配したい。それに既存社員が妙な警戒心を抱く姿は見たくはない光景だ。

結局、今回の採用は見送られた。面接担当からすれば、なんとしても欲しい人材であった。この件は当社の採用システム(関係部門者の面接・感触を尊重しすぎる悪しき流れ)に問題がある。このシステムの変更には相当の根回しが要る。採用段階を変更し、人事部門と合わせ他部門の上席者に人物本位の判定を依頼するスタイルを構築したいのだが、敵はなかなか手ごわい衆である。