総務部で働きたい人のためのブログ

総務の仕事とは。総務の役割とは。総務の仕事について現役総務部長が思うところを本音でつづる。総務部はなんでも屋ではない。「困ったら総務部、面倒なことは総務部」なんてナンセンス。総務の仕事をロジカルにこなしてこそ仕事も充実する。縁の下の力持ちとしての総務を語る。

在職中の転職活動

 

中途採用の募集に対し、既に前職を退社して比較的時間に余裕がある応募者と、在職中で時間調整が難しい応募者と2パタ-ンがある。比率にしては3:1ぐらいであろうか。

私の会社では在職中の応募者については、平日の勤務終了後の面接を可能にするため19:00~21:00時ぐらいまでは時間を空けて一定の配慮をするようにしている。仕事をしていない応募者は日中に落とし込む。

採用選考にあたっては、在職中か否かで有利不利はないが、仮に内定を出した場合の入社時期が読めない点が問題となることが多い。その点で在職中の転職希望者には用心深くなることが多い。

こちらがせっかく内定を出して、入社日を双方で合意しても退職手続きや強力な慰留工作に遭いズルズルを決断を延ばされる場合が少なくない。そうした経験から私は引き継ぎを行うにしても3か月以上は待たないことにしている。

どんなに退社の意思を固めていても、直属の上司以外の幹部 からの強い慰留を受けたり、さらには所属部署から希望職種への異動や待遇変更を切り出されれば、気持が揺らぐのもわからないではない。そういう慰留工作も人事にたずさわれば年中行事なので先方の様子も手に取るようにわかる。

事実、転職理由の原因を取り除いてやることで思い直し会社の戦力となってくれている人材を多く見てきた。 そのほとんどが人間関係のこじれによるものであったが。

在職中を理由に応募した会社に甘えるのは避けた方がいい。採用内定を勝ち取り入社まで時間が必要な時は、必ず毎週退職手続きの進捗を採用担当者に報告するのがマナ-でありエチケットだと心得てほしい。

女性総務と男性総務

 


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総務部」と聞くと総務部長がベテラン男性社員、その周りを固めるのが数人の若い女性社員というのがイメ-ジされるのではないだろうか。

 

こうしたイメ-ジも会社ごとに総務が管轄する部門によっては随分と異なることになる。経理部門や、人事管理部門を傘下に入れる統轄部門の名称としての「総務部」なら前述した男女構成などあてはまらない。

 

経理部門などの専門知識と金融機関との折衝力次第では女性総務部長も十分ありえる。社内の「何でも屋」「便利屋」といった庶務がメインの総務ならフットワ-クの軽い若い男性社員にも総務の口が回ってこよう。

 

大卒の新卒採用のとき、多くの企業では営業職と事務職というくくりを持たせることが多い。給与手当も営業職と事務職とで差をつけ、営業職に就くことにアドバンテ-ジを持たせ優遇する。

 

最近の新入社員が営業職を嫌い、事務系職を好む傾向があるのは採用現場にいてひしひしと感じる。特に男性にその傾向がある。その反面で、営業職を希望する女性が珍しくなくなってきた。営業職的行動力が身についた人材こそ総務部で活躍できることを考えれば、女性総務が男性総務の上に行く時代の到来である。