総務部で働きたい人のためのブログ

総務の仕事とは。総務の役割とは。総務の仕事について現役総務部長が思うところを本音でつづる。総務部はなんでも屋ではない。「困ったら総務部、面倒なことは総務部」なんてナンセンス。総務の仕事をロジカルにこなしてこそ仕事も充実する。縁の下の力持ちとしての総務を語る。

経験者優遇とは

 


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応募事項の中で「経験者優遇」というものがある。会社にしてみれば経験者イコ-ル即戦力を期待することになるイメ-ジがあまりに強いと思う。しかしこれとて絶対的な採用基準とはならないケ-スがけっこうある。

定年退職者が出る場合など、前任者からの引継ぎスケジュ-ルがきちんと取られているケ-スは経験よりも「やる気重視」の採用になる。先生役となる前任者(退職予定者)が面接に咬んでくると、その御仁の好みが大きく影響することもある。

「経験者優遇」の文字に恐れをなすこともない。かえって未経験者のほうが「教えやすい」といった声が出ることもある。まさに「未経験者の有利」である。実際。募集する部署の管理職クラスより若くて有能な人材は書類選考段階で嫌われることが多い。

スキルより人柄重視の傾向はちょっとした組織防衛なのかもしれない。

かといって「未経験者歓迎」というのも不安があると思う。それだけ欠員傾向の職場であることは否めないのではないか。採用現場で「急募」とうたう時は早い段階で内定を出したい、言ってみれば採用する気満々のことが多い。「急募」には履歴書を速達で送るぐらいの本気度を示してほしいものだ。

総務部が配属希望人気第1位に

 


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会社の花形が営業部であった時代すでに昔の話となってしまったようだ。ある生命保険会社がまとめた調査によると社会人1年目と2年目を対象とした意識調査(2015.3)で配属されたい部署の第1位に「総務部」がランクインし、その次「人事部」が続いた結果が出たらしい。

 

それを聞いた私の周囲の感想としては「やっぱりな。」という声が多かった。新人社員にとっては「営業=つらい」「総務=楽ちん」といったイメ-ジがあるのだろうという意見が的を得ていると思う。

 

そのイメ-ジ自体を否定する気は無いが、営業を経験したことのない総務はどこか社内でも浮世離れした存在になるものだ。サラリ-マン人生がすべて総務畑の人材は使い道がない人材と言ったら言いすぎだろうか。

 

たしかに新入社員の面接で「私は社員の皆さんが働きやすい環境をつくる仕事がしたい」といったセリフをよく聞くが、その大前提である会社への利益貢献への情熱が消極的なだけのケ-スも少なくない。

 

自分に与えられているポジションに不満があるとき、だれでも他部署は働きやすそうに見えるものである。「○○部で働きたい」と気持ちが高まるとき、もう一度どうしてそう思っているのか自問自答するのいい。その希望がチャレンジなのか、逃避なのかを。

 

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